イオンアグリ創造株式会社訪問

ゼミ3年生のプロジェクト研究の一環としてイオンアグリ創造株式会社様を訪問し、鶴田恵美子様(コーディネーター部 部長)、前田真理様(コーディネーター部)および萱野佑典様(人事部)に、富士通株式会社が提供する「食・農クラウド Akisai(秋彩)」を同社においてどのように活用されているのかについてお話を伺いました。

近年、農業とITの融合が注目されており、また、異業種からの農業分野への参入事例も増えてきています。そのようななか、2009年7月に設立された同社では、設立当初から農作業管理にITシステムを取り入れ、農業分野におけるITを利用した生産管理や財務管理のノウハウを蓄積してきました。そして、2014年からAkisaiを本格導入し、国内約20カ所の農場をクラウド経由でつなぎ、生産管理や品質管理の高度化、さらには財務会計業務の効率化などを高いレベルで実現しています。そうして生産された農産物は、イオングループのPB商品として私たちの手元に届いています。

コスト面の問題などもあって、農業分野でのITシステム活用は思ったほど進んでいないのが実情のようです。しかし、同社では、イオングループの一員という強みと、生産から販売、時に売り場での陳列まで幅広い業務を手がけるといった特徴を活かしながらITシステムを活用していることがよくわかり、非常に有意義なヒアリングの機会となりました。

ヒアリングの成果は,12月に開催される学内の経営学会研究発表大会でゼミ3年生が発表する予定です。ご対応いただいた皆様には、学生にとってイメージしにくい業務の詳細などについても大変にわかりやすくご説明いただきました。この場を借りて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

関連webサイト
富士通株式会社「イオンアグリ創造株式会社様 ICTを活用することで、現場のデータに基づくより高度な農業運営を実施」